医療法人社団仙齢会レイマカナ

プログラム内容

ABA(応用行動分析)

行動科学の一分野で、基本的な考え方は、行動を環境との相互作用の結果として理解し、望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすために具体的な技術を用いる事です。

≪具体的な流れ≫

  • 01
    個別化されたプラン
    各子どものニーズに応じ個別療育計画を作成します。
  • 02
    データ収集と分析
    子供の行動を継続的に観察し、データを取集します。これまでの介入の効果を評価し、必要に応じてプランを調整します。
  • 03
    正の強化
    望ましい行動が増えるように、望ましい行動をした時、子どもが喜ぶ物を与えたり、その行動を称えたりします。これにより、子供はその行動を繰り返す可能性が高まります。
    (望ましくない行動をしてしまってから注意するより、望ましい行動をしたときに褒めるを繰り返す方が効果的だと言われています。)
  • 04
    段階的な指導
    複雑なスキルを小さなステップに分けて教えていくことで、子どもが一つ一つのステップを成功したさせやすくします。
  • 05
    汎化
    学んだスキルを異なる環境や状況でも適用できるようにするための方法です。
  • 06
    行動の削減
    望ましくない行動を減少させるための具体的なプランを用います。 これは、代替行動(望ましい行動)の示しや環境を整えたりすることで、何を具体的に行うのかがより明確になります。

Teacch プログラム

自閉症やコミュニケーション障害を持つ子ども達を対象とした教育と治療のためのプログラムです。

≪具体的な方法≫

構造化された環境

子ども達が予想可能で安定した環境で学べるように、教室や家庭の環境を視覚的に構造化します。これにより、不安やストレスを軽減し、集中力を高めることができます。

視覚的支援

視覚的なスケジュールやピクトグラム(絵カード、記号やマーク)などを使用して、日常の活動などを視覚的に提示します。これにより、子ども達が何をするべきかを理解しやすくなります。

個別化された支援計画

各子どもの特性やニーズに基づいて、一人ひとりにあった療育計画を作成します。この計画には、学習目標や具体的な支援方法が含まれます

社会的スキルの訓練

コミュニケーションや社会的相互作用のスキルを向上させるための訓練を行います。例えば、グループ活動やロールプレイなどを通じて、子ども達が実生活で必要なスキルを習得できるよう支援します。

保護者やご家族の参加

ご家庭でも一貫したサポートが提供されるようにTeacchの考え方、支援の仕方をご家族にアドバイスします。

集団療育(小集団)

複数の子ども達が一緒に集まって行なう教育プログラムです。集団療育は、個別のニーズに合わせたケアや支援を提供しながら、グループ全体の相互作用や社会的スキルの向上を促進することを目的としています。

集団での学びと成長

グループ全体での活動やゲーム、言葉遊びなどを通じて、集団での学びや成長を促します。他者との関わりや相互作用を通じて、自己表現や自己認識の向上を図ります。
小集団でリトミックを行い、リズムを通じてルールを学んだり、みんなで一つの絵を仕上げたり、沢山の積み木を使って大きなお家を作ったり、他者と関わることの楽しさを感じていけるように行っていきます。

リトミック(リズム運動療育)

運動能力の向上
身体の動きを調整する能力や協調性を高める助けとなり、身体的な制約や問題を軽減する効果があります。
社会性の向上
他の子ども達と一緒に楽しく運動することで、コミュニケーション能力や協力性、共感力などの社会性を向上させる効果があります。
感覚統合の促進
リズムや音楽を取り入れるので、身体の感覚統合を促進する効果があります。リズムに合わせて体を動かすことで、感覚情報を適切に処理し、統合する能力が向上します。
自己表現の向上
リズムや音楽を通じて感情を表現する機会を提供します。自分の感情や意思を適切に表現するための手段としてリトミックを通じて自己表現を向上させることができます。

集団での支援者の関わり

保育士や児童指導員がグループをリードし、適切なプログラムやアクティビティーを提供します。保育士や児童指導員の指導のもと、子ども達が目標を達成し、成長するための支援を行います。

個別療育

一人ひとりのニーズや発達段階に合わせてカスタマイズされた支援を提供します。

言語療育

言語障害やコミュニケーションの困難を持つ子ども達に対し、個別に言語療育プログラムを提供します。

≪具体的な方法≫

  • ・発音練習
    発音や音声の正確性を向上されるために発声の認識や口の動きのトレーニング、言語音の発生練習などを行います。
  • ・語彙の拡充
    語彙力を向上させるために、新しい単語やフレーズの学習が行います。絵カードや図版を使用して、語彙の理解や仕様を促進します。
  • ・文法の学習
    文法や文章構造を理解し、適切に表現するためのトレーニングが行います。文法規則の学習や適切な文の組み立て方を練習します。

運動療育

センサリープレイ (感覚統合遊び)
感覚統合とは、身体の感覚情報を適切に処理し、統合する能力のことで、この能力が発達することで、子どもは、自分の体や周囲との環境と適切に関わることができる様になります。
さまざまな感覚刺激を通じて児童の感覚統合を促し、発達を支援します。センサリープレイは、感覚統合能力を向上させるだけでなく、創造性や想像力、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。

≪具体的な方法≫

  • ・フィンガーペイント
    視覚と触覚を刺激するために、指で描いたり、絵を触ったりする遊びを行います。
  • ・バルーン遊び
    聴覚を刺激するために、風船を使った遊びを行います。
  • ・スリングやトランポリン
    身体のバランス感覚を刺激するために、スイングやトランポリンを使った遊びを行います。

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